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お祝いされることの喜び
会社を設立して、初めて気づいたことがあります。
それは、仕事を続けていく中で、自分が思っていた以上にたくさんの人に支えてもらっていたということ。
そして、独立したことを「自分の人生の大きな出来事」だと思っていたのは、もちろん自分自身なのですが(笑)、思いがけず一緒に喜んでくださる方がたくさんいたことです。
お祝いの言葉や、お花、お祝いの品。
ひとつひとつが本当に嬉しくて、ありがたくて。
今回は、そんな「お祝いされることの喜び」を感じたときのお話です。

独立することを、ほとんど誰にも話さなかった理由
会社を設立すると決めてから、前職場を卒業するまで、約1年半の期間がありました。
お世話になった職場に、できるだけ最後まで貢献したい。
そして何より、これは誠に勝手ながら……
立ち上げ早々から会社を大きくしていった一人として、自分の会社だと思って働いてきたのだから、残った社員に少しでも何かを残したい。
そんな想いがありました。
なので、最後まで前職場の一員として戦い抜くことに集中するため、会社を卒業することを、ほとんどの方にはお話ししていませんでした。
「ちゃんと準備ができてから」と思っていたら
そして、いざ卒業して会社を設立した後も、今度は私の準備に時間がかかりました。
メールアドレスも、名刺も、なかなかできない。
個人のメールアドレスからお知らせすることもできましたが、後々変更になったり、訂正したりするのも相手にご面倒をおかけする。
だったら、営業を開始して、ちゃんと準備が整ってからお知らせしよう。
そう思っていました。
……というのもありますが、内心では、
「私なんかの会社設立なんて、皆さんにとってそんなに大きなニュースでもないよな」
「お忙しいところ、わざわざお知らせするのも申し訳ないな」
そんな気持ちも、正直ありました。
「なんで言ってくれなかったの?」
ところが。
噂というものは、広がるものです。
いろいろな方から、
「〇〇会社を辞めたの?」
「独立したの?」
そして、
「なんで言ってくれなかったの??」
と。
思っていたのとは、ちょっと違う反応が返ってきました。
そして、さらに驚いたことに。
噂を聞きつけた方から、お花が届いたり、お祝いを届けてくださったり。
「こんなにも私のことを想ってくださる方が、私の周りにはたくさんいるんだ」
と、改めて気づかされました。
嬉しくて、ありがたくて。
そして、ものすごく感動しました。
「この気持ちを、次の人に返してあげてください」
そんな中、昔からお世話になっている会社の社長様がお祝いを届けてくださったときのこと。
いただいたお祝いに恐縮していると、
「舘山さんが、いつか一緒に仕事をしていきたいと思う人が独立したときに、その人にこの気持ちを返してあげてください」
と。
なんて気持ちの良い、素敵な方なんだろう。
適切な表現かは分かりませんが、とても「粋」だなと思いました。
私も、こんな人になりたい。
心から、そう思いました。
今度は、私がお返しする番
これまで、たくさんの方に支えていただいて、ここまで頑張ってくることができました。
これからは、少しずつお返ししていく番です。
お客様はもちろん。
関係する取引業者様にも、
「この人たちと一緒に仕事ができてよかった」
と思っていただけるような会社でありたい。
そして、気持ちよく仕事を続けていける関係を、少しずつ築いていきたい。
誰かからいただいた気持ちを、次の誰かへ。
そんなふうに、良いものが巡っていく会社にしていけたらいいなと思っています。
そんなことを、改めて思わせてもらった出来事でした。